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====================================================================== *** 労務屋の労働雑感 *** ---------------------------------------------------------------------- 平成12年3月27日発行 ---------------------------------------------------------------------- <<< 経団連会長、日経連に代わって勝利宣言 >>> ====================================================================== 今年の春季労使交渉では、連合の鷲尾会長は「50点か60点。とても 合格点にはならない。非常に不十分で遺憾な結果だ」と、不満をあらわに コメントしておりました。 そこで、最近何かと連合と角突き合わせている自民党の亀井政調会長が 「組合は(賃上げを抑え込まれて)アホだ」、などと発言したわけですが、 日経連の奥田会長は、記者会見でこの発言について聞かれて、「経営側が 勝ったとは全く思っていない。ギリギリ交渉した結果の痛みわけだろう」 「組合がアホだなどとは思わない」などと発言したと報道されていました。 ずいぶん労使関係に配慮していると云うのか、「武士の情」などという 古い言葉すら思い浮かんでしまう発言です。 その一方、先週末の日経新聞では、経団連の今井会長が「この状況では 賃上げ交渉そのものをやってはいけない」と、賃金交渉不要論をぶちあげ、 日経連に代わって「勝利宣言」をしたかの観があります。 もちろん、産業問題などについて話し合うことの重要性については理解 しているとの立場も示していますが、経営者は労組から労働条件について 団体交渉の要請があれば、誠意をもってこれに応じることが労働組合法で 義務付けられていることを考えると、いささか云い過ぎの感もあります。 まあ、はっきり云うのもいいことだとは思いますが。 今井会長は新日鉄の会長でもありますが、ここまで云われて、新日鉄の 労組がどう出るかがちょっと興味あるところですね。 交渉が始まる前に、日経連の奥田会長がインタビューで「2万人以上も 雇用削減するほど業績が悪いのに、残った人間だけベアや賞与を要求する のはけしからん」と発言したことに対して、日産の労組が抗議するという 一幕もあったというウワサですが、まあ交渉が始まる前と終わった後では 対応も違ってくるのかも知れませんが。 そう云えば、連合の鷲尾会長、あの人も新日鉄出身ですね。 やっぱり、どことなく「あうんの呼吸」みたいなものがあるんでしょう か。 ====================================================================== ◆メールマガジン「労務屋の労働雑感」(id=0000049801) ◆このメールマガジンは、労働ロビイストの作者が、管理職、人事労務担当者、 組合役員、学生・研究者などの方々を対象に、人事・労務・労働などに関する 話題を提供するものです。 不定期刊ですが、おおむね毎週発行しています。 ◆バックナンバーは、次のページからごらんになれます。 http://www.geocities.co.jp/wallstreet/2659/mm/backn.html ◆登録・解除は、次のページからお願いします。 http://www.geocities.co.jp/wallstreet/2659/mm.html ◆労務屋のホームページ:http://www.geocities.co.jp/wallstreet/2659 の 「労働掲示板」に、ご意見・ご感想などをおよせいただければ幸いです。 ◆メールアドレス:nagoyakuma@nifty.com ◆転載・引用を歓迎します。その際は、「労務屋の労働雑感」からの転載・ 引用であることと、まぐまぐのid(00000xxxxx)の記載をお願いします。 ====================================================================== |