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====================================================================== *** 労務屋の労働雑感 *** ---------------------------------------------------------------------- 平成12年7月19日発行 ---------------------------------------------------------------------- <<< 労組が語るシリコンバレーの最新労働事情 >>> ====================================================================== 先日、afl−cio(全米労総・産別会議)のサウスベイ支部長の 講演を聞く機会があり、業界では常識かも知れませんが、なかなか興味 深いお話でした。 ◇シリコンバレーでは非正規雇用が40%を占めており、派遣労働者は 15年間で3倍近くに増加した。 ◇インド人や中国系など、高学歴で優秀な移民が増加している。その分、 アメリカ人の知的労働の機会が減少している。また、移民の母国では、 頭脳流出が社会問題化している。 ◇シリコンバレーは、米国でも特に賃金格差が拡大している地域である。 コンピュータ関係技術者の年収はサービス業従事者の5〜6倍になる。 労働者の4割は共働きでもやっと年収3万ドルくらいの低収入である。 工員とceoの年収格差は、7年前は四十何倍だったのが、最近では 444倍にまで拡大している。 ◇シリコンバレーでは人口が一気に増えたため住宅の供給が間に合わず、 高収入の人向けの住宅が多い上に、家賃もどんどん上がっているため、 定職についているホワイトカラーであっても、自動車で生活するなど ホームレス状態になっている。 ◇従来のような労働運動が難しくなっている。afl−cioは、最近 非正規労働者を会員対象として、セーフティネットの確保、共済活動、 教育訓練および労働者派遣を行うnpoを設立し、労働運動の新しい 方向を模索している。 グローバル市場経済化に対しては、手放しで礼賛する意見がある一方、 シアトルで抗議行動を行なったような否定的な意見も強く、その中間の 意見が少ない。しかしこれは一過性の減少ではなく、労働組合としても これに対応した、新たな戦略が求められる、と述べられたのが印象的で ありました。 ====================================================================== ◆メールマガジン「労務屋の労働雑感」(id=0000049801) ◆このメールマガジンは、労働ロビイストの作者が、管理職、人事労務担当者、 組合役員、学生・研究者などの方々を対象に、人事・労務・労働などに関する 話題を提供するものです。 不定期刊ですが、おおむね毎週発行しています。 ◆バックナンバーは、次のページからごらんになれます。 http://www.geocities.co.jp/wallstreet/2659/mm/backn.html ◆登録・解除は、次のページからお願いします。 http://www.geocities.co.jp/wallstreet/2659/mm.html ◆労務屋のホームページ:http://www.geocities.co.jp/wallstreet/2659 の 「労働掲示板」に、ご意見・ご感想などをおよせいただければ幸いです。 ◆メールアドレス:nagoyakuma@nifty.com ◆転載・引用を歓迎します。その際は、「労務屋の労働雑感」からの転載・ 引用であることと、まぐまぐのid(00000xxxxx)の記載をお願いします。 ====================================================================== |