縁故
 血縁や取引関係、あるいは友人関係などのさまざまな力関係によって、採用、配属、昇進昇格その他諸々の特例的な人事取り扱いが行なわれること。
 一般的には採用が多く、特に不況期においてはその傾向が強い。縁故に頼らなくても採用されることが可能な時期にはなくなるかといえばそんなことはなく、そういう場合には配属において縁故が登場する。同じ企業に入ったとしても、商品企画や広報宣伝などの花形職場に配属されるか、地方の事業所の総務などのような目立たぬ工数仕事に配属されるかは天地の差があるからである。
 縁故採用は、一般的には実力では採用されないからこそ縁故となるのだから、能力的には劣ることが多い。したがって、その当座は丸く収まったとしても、中長期的にはお荷物になる可能性が高く、あまり人事施策としては推奨できない。とりわけ、能力不足を埋め合わせるために長時間労働に走り、あげく過労死となった電通事件のようなことが起こると、企業にとってはまことに迷惑千万であり、十分な注意が必要である。
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