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擬似パート
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「パート」と称されてはいるが、その実仕事の内容や就労の実態は正社員と変わりない従業員のこと。「フルタイム・パート」などという矛盾に満ちた呼称を使用している企業すらある。その特徴としては、 1.業務は一応定型的なものが多いが、中にはかなり基幹的な仕事を任されていることがある。 2.就労の実態は正社員とあまり変わりはない。残業をするケースもある。 3.契約は有期雇用になっていることが多い。 4.賃金は時間給であり、正社員と比較してかなりの差がある。昇給は多少なりともあるが、賞与はないか、あっても正社員よりかなり少ない「金一封」という名のスズメの涙でお茶を濁されていることがほとんどである。 5.正社員のような職能資格はなく、したがって昇進昇格もないことがほとんど。 6.男性もいるが、女性がほとんど。特に既婚の主婦が多い。 7.社会保険についても、手取収入を増やしたい働く人と、企業負担を避けたい企業との利害が一致することから、法的には加入しなければならないにもかかわらず未加入となっているケースが間々見られる。 結局のところ、定型的業務を低賃金でこなすかたわら、昇進昇格の心配をしなくてもよく、いざとなったら雇止めも利くという人材で、すでに企業にとって必要不可欠な存在となっていることが多い。 賃金格差が問題になっているが、実際にこなしている仕事は企業の職能資格で云えば下から2〜3番め程度のことが多いので、企業がその気になってこれを含めた賃金体系を構築すればコストアップにはならない可能性が高い。社会保険も企業のやる気の問題。むしろ本当に問題なのは、こういう働き方が女性に固定されていることだろう。 |
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