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時計メーカーのシチズンが、毎年「時の記念日」にちなんで時間に関するさまざまな意識調査を実施しています。ライバル会社のセイコーも実施していて、毎年両社でなかなか面白い結果を提供してくれるので、たいへん楽しみなものです。今年のシチズンの調査は『ビジネスパーソンの最適時間割』と題するもので、けっこう興味深い結果が出ていますので、御紹介したいと思います。ちなみに調査対象は首都圏在住のサラリーマンで、300人以上の回答を得ているようです。 それによると、ビジネスマンの平均的な一日のタイムテーブルは、7時起床、7時30分朝食、8時出勤、12時昼食、19時帰宅と同時に夕食、21時に入浴して24時に就寝、ということになっています。まあ、こんなものなのでしょうか?私の感想としては、19時帰宅というのはずいぶん早いなあという感じがします。首都圏のサラリーマンですから、通勤はまずまず平均で1時間はかかっているでしょう。とすると、会社を出るのは6時ということになります。 もっとも、たまに6時くらいに新宿駅を通ると、帰路につくサラリーマンで混雑していますから、案外みんなそのくらいには帰っているのかも知れません。あるいは、こうしたアンケートに回答するのは、早く帰宅して時間に余裕のある人ということなのか・・・とは思いたくありませんが。 さて、これを男女別に見ると、7時起床、7時30分朝食、8時出勤、12時昼食、とここまでは男女で違いがありません。これまた意外だったのは、起床から出勤までの時間が男女とも同じ(数字を細かく見ても女性の方が4分長いだけ)だったということです。これは偏見かも知れませんが、やはり外出の準備には女性の方が「お化粧」などで時間がかかる、というのが大方の理解ではないかと思うからです。それに加えて、男性の中には朝食の準備や片付けなどを奥さんにしてもらえる人もかなりいるでしょうが、女性の場合は、親にやってもらうことなどがあるにしても、自分でやらなければならない人が男性より多いだろうということもあります。それでも男女同じ結果というのは、女性の方が朝の諸準備を手際よくこなしているということになりそうです。 さて、昼食がすんだあとは男女でタイムテーブルが変わってきます。男性は20時帰宅と同時に夕食、21時に入浴して24時に就寝となっているのに対し、女性は19時帰宅と同時に夕食、22時に入浴して24時に就寝となっています。男性の方が労働時間が長いという結果ですが、数字を細かく見ると、男性の平均が19時45分、女性の平均が19時5分で、全体の平均は19時25分という結果になっていますので、現実の差は40分程度ということになります。入浴時間の差が大きいわけですが、これは夕食が終わってすぐ入浴(食事前に入浴する人も多いでしょう)する男性と、夕食の片付けが終わってから入浴する女性との違いなのかも知れません。 ちなみに休日は全体的にタイムテーブルが遅くなり、起床は2時間、昼食は1時間平日より遅く、就寝はほぼ同時間という結果が出ています。 調査は続けて、「読書」「パソコン」「ショッピング」などのさまざまな活動について、最適な時間は何時かをたずねています。なかなか面白い結果が出ていますが、全体としてはうなずけるものと言えそうです。 いくつか例をあげると、「読書」は平日なら21時から23時ですが、休日は14時から15時となっていて、午後のゆったりした時間帯に読書を楽しみたいという結果になっています。はたして現実にそうできている人がどれほどいるのかはわかりませんが・・・。「パソコン」は、平日はやはり21時以降ですが、休日は10時中心の朝型と21時以降の夜型に分かれています。「テレビ」は、平日は19時〜21時、休日は18時〜20時と、ゴールデン・タイムも平日と休日では異なるという結果が出ています。「選挙」は休日の10時〜11時で、「病院」や「宅配便の受け取り」「銀行での手続き」なども同じ時間帯になっており、休日は用事を午前中にすませて午後は自由に使いたいという傾向が見て取れます。その一方で、休日の「来客」は13時〜14時で、これは事前に準備の時間がほしいと言う事情もありそうです。 いたってシンプルな設問ですが、いろいろと思いをめぐらせることのできる面白い調査だと思います。あとは思惑どおりに生活できるかどうかが大問題になりそうですが・・・。 |