社員不良化十か条?(15.8.14)



 8月12日付読売新聞夕刊の「よみうり寸評」欄で、「子供を非行化させるコツ十か条」というのが紹介されていました。少年院で以前から伝えられてきたものだとか。その概要は、

・幼い時から冷たく放りっぱなしにせよ
・欲しいと言ったら何でもすぐ買い与えよ
・間違いや失敗は理由を問わずしかり飛ばせ
・どこで何をして遊ぼうが気にとめるな
・よその子や兄弟と比較して「お前はバカだ、だれだれを見習え」を連発せよ
・忙しいのに食卓のだんらんなど無駄と思え
・善いことや努力をしてもめったにほめるな
・子供の前では決して夫婦間の意見を一致させるな
・お金こそ人生のすべてと身をもって教えこめ
・子供の前で常に法律、警察、学校、役所の悪口を言い、社会の決まりや公共
 機関への敵意を植えつけよ

 というもので、最後は「以上のすべてを忘れても、いつも夫婦仲悪く暮らし憎しみ合い、できれば不貞を働き大人のエゴをむき出しにすれば、非行化は効率よく進む」と結んでいるそうです。なんとも殺伐たる内容で、学者や専門医のコメントのようなスマートさはありませんが、現場の経験から生まれたものだけに説得力があります。
 それにしても、この十か条、ちょっと変えれば「社員を不良化させるコツ」にもなるような・・・たとえば、

・入社、異動してきても仕事を教えるな
・予算はいくらでもつけてやれ
・結果が悪ければプロセスを聞かずに叱責せよ
・働き方については放任せよ
・同僚や前任者と比較して「お前はダメだ、だれだれを見習え」を連発せよ
・この時代ノミュニケーションは悪と思え
・成果をあげてもめったにほめるな
・部下の前で管理職が批判しあえ
・賃金、出世が人生のすべてと身をもって教えこめ
・部下の前で常に経営者や上司、取引先、顧客、他部署の悪口を言い、会社や
 人事部への敵意を植えつけよ

 いやはや・・・シャレになりませんね。「以上のすべてを忘れても、いつも職場でガリガリと競争し、できれば同僚を出し抜いてエゴをむきだしにすれば、不良化は効率よく進む」。なんとなく、実務家の実感にもよく合っているような気も・・・。
 みなさんの職場、大丈夫ですか?

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